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赤外線盗撮について


赤外線盗撮とは

□赤外線とは太陽光線や白熱灯などの光の領域の中に含まれる成分部分と熱を帯びた物質などから発せられる熱線(熱波)や熱を測定する時の単位を表す成分で有ったり、また或る時には無線通信で使われる電磁波の範疇の中に含められる周波数部分も含んだ不思議な電磁波の一種と言う事で定義されています。この広儀での電磁波の範囲に含まれる可視光線〜無線周波数領域はその定義付けも曖昧なものと成っております。
またこの赤外線領域の周波数の電波は仮に照射されても全く人に気づかれず、人の目に見えない光の一種である事から(可視光線から少し外れた少し波長の長い光の一種を使い、通常人が眼で見える光より少しだけ波長が長いため)可視光線より物質への透過率が有ります。そして更に波長の長い中赤外線や遠赤外線領域では熱を物体の奥深くまで送り込める特性を持つ為、電気ストーブや赤外線治療器具などにも利用されています。今回取り上げる赤外線盗撮に使われる赤外線は近赤外線と言い可視光線に最も近い赤外線領域と成ります。この帯域の赤外線の特徴として衣服など薄い物質の内部や裏側までを盗撮(透視)に利用する方法と暗闇の中でカメラの映像を映し出す為の光源として利用されています。此れを応用した盗撮方法としてカメラ側の赤外線領域の感度を利用し、盗撮する方法(赤外線透撮)が有ります。それは可視光線より少し低い周波数帯の380THz〜300GHz(可視光線より波長が長い周波数帯域で770nm〜1mmの波長)の電磁波の一種なのですが、赤外線盗撮はそのうちの近赤外線部分の電磁波で凡そ770nmから1000nmあたりの波長の電磁波を使用します。
一般にこの波長の光(電磁波)は人の目には見えないのですがその光源を見ると波長770nm〜900nm辺りでは赤い光が出ているのを確認する事が出来ますが、900nm以上になると光源を直接目で見ても殆ど見分けが付きません。
また肌などに赤外線が当たった場合は少し熱を感じます。
しかしこの近赤外線(IR)の光は光源を直接目で見ない限り、光が当たっている事を人に気づかれる事は有りません。
この赤外線(IR)はCCDやCMOS等の素子を使ったデジカメやビデオカメラで見ると可視光線での撮影に較べ少し解像度は落ちますがハッキリと映っているのが分かります。(可視光線域では無い赤外線領域だけを使っている為、カラーで映ることは有りません)
この人の目で見えない光(赤外線)はCCDやCMOSを使ったカメラであれば一般に殆どすべてのカメラで映し出すことが出来ます。
またCCDの感度特性として波長が長くなるほど感度が落ちて行くという特性を持っていますがそれを改善させたカメラが有ります。それは赤外線対応のCCDカメラやデジタルカメラです。
すなわちこのCCDカメラが持つ赤外線領域撮影能力と赤外線照射器(一般に赤外線ライトや赤外線LED、赤外線レーザなどが有る)を組み合わせ撮影することを赤外線盗撮と言うことになります。
またこの赤外線(IR)は現在、夜間の監視カメラへの応用やテレビのリモコンそしてパソコンの赤外線通信で信号を送信する用途などでも広く利用されています。



赤外線透撮(透視)とはどういうもの?

□赤外線透撮(透視)は人の目に見えない赤外線(IR)と人の目に見える可視光線(波長が380nm〜780nm)をコントロールすることによりカメラで透撮(透視)を可能にするテクニックです。

□現在は販売されているデジカメやビデオカメラの殆ど全ての機種で画質改善のためレンズとCCDの間に赤外線カットフィルター(水晶板フィルターの機能を併せ持つフィルター)が装着され販売されていますが夜間や部屋の中など暗い所での撮影を可能にする為、レンズに入る光が非常に少ない場合は一時的に赤外線カットフィルターを外す切り替え機能が付くビデオカメラ(ソニー製ナイトショット機能付きビデオカメラなど)が存在します。
この機能は夜間など可視光線が少ない場合でも建物や木々からは少なからず赤外線が出ている為、可視光線部分とCCDの持つ赤外線領域の感度を足し合わせる事により感度アップを図り、暗い場所での撮影を可能にするシステムです。またそれでもなお光が不足する場合はシャッタースピードをより遅くしCCDに入る光を受ける時間を長くする(露出時間を長くする)ことにより、更に感度を稼ぐ機能(スーパーナイトショット機能)を持った機種も有ります。

□このナイトショット機能つきビデオカメラのレンズの前面に可視光線カット特性(通常、昼間ナイトショット機能をONにした場合には光量過剰になりハレーションを引き起こす)と赤外線透過特性を併せ持ったレンズ外付けタイプの赤外線フィルター(黒い色が付いたビデオカメラなどのレンズの前面に取り付けるフィルター)が販売されています。
この赤外線フィルターは昼間の日差しの強い時間帯や昼光色の光が出ている明るい所で使用します。特に太陽の光には様々な周波数の電磁波(赤外線領域から可視光線そして紫外線まで)が非常に強く放射されています。
そこで昼間この赤外線カットフィルターを装着したビデオカメラで撮影すると赤外線がもつ特性で電磁波の波長が長い為、数ミリ程度の遮蔽物をも透過しその反射した赤外線の光だけを利用し透撮する訳です。この赤外線は布切れの様な薄い物で有れば十分透過(透視)させます。
また白い色の物よりは黒や赤、紺といった濃い目の色の生地に特に透過させ易い特性が有ります。
昼間の強い日差しの中プールサイドやビーチで此れを使えば水着の中を透視盗撮(透撮)することが可能に成るわけです。

□また室内など比較的暗い場所での透視盗撮(透撮)を試みる輩も一部に存在します。
これは先ほどのカメラ前面に取り付ける赤外線フィルターと同様の物で可視光線のカット率を少し落としたタイプ(レンズの黒い部分が少し薄い)のフィルターを使用し、さらには最近のビデオカメラに内臓されれている赤外線カットフィルター(水晶板フィルターの機能も併せ持つフィルター(ローパスフィルター))を分解し、取り外した後、昼間の少し暗い場所でも赤外線撮影(透撮)仕様にカメラを改造するものです。
室内などでは当然赤外線の量が不足します。そこでこの場合には赤外線照射器(赤外線ライトや赤外線LED、赤外線レーザなど)で強い赤外線を透視対象に向けて照射し、薄い衣服の裏側や下着などを積極的に透撮しようとする方法です。


          

ビデオカメラのCCDやCMOSの前面に付いている赤外線カットフィルターを取り外せばどうなるか!
一般的なビデオカメラや監視カメラやデジカメなどの撮影素子には可視光線領域付近の光エネルギー(電磁波の一種)を電気エネルギーに変換する素子としてダイオードの一種であるCCDやCMOSなどの素子が使用されます。このCCDやCMOSは人の目に見える可視光線の領域より広い範囲の光エネルギーまでを電気エネルギーに変換してしまい、レンズから送り込まれた光をそのままCCDやCMOSに通過させてしまうとモアレ(画像の輪郭周辺に出る干渉縞や偽色等)の発生や色温度やRGB各信号強度が不一致な不自然な色合いの画像(人が目で見た色とは違った不完全な色合い)に成るのを防ぐ為、CCDやCMOSの前面に水晶板フィルター(ローパスフィルター)が必ず装着されています。
この水晶板フィルター(ローパスフィルター)はカメラが自然で解像度の高い映像を映し出す為、余分なIR(赤外線領域)やUV(紫外線)領域を適切にカットし画質全体を改善させる為の大変重要な役割を果たしています。
その為、高級一眼レフデジタルカメラやビデオカメラなどでは各社様々なコーティング剤の塗布や水晶板フィルターの素材の工夫などが施された上で製品化されています。
通常の赤外線対応カメラなどでは画質改善効果を維持したままで上限の赤外線領域のみを適切な周波数域でカットされたタイプの水晶板フィルターが装着されています。
しかし、一部の携帯電話などでは製品の価格を抑えるためカメラの付属レンズ部分の水晶板フィルターを省いた機種や安価な監視カメラなどでは赤外線領域の感度を改善させるため、この水晶板フィルターを省いたカメラも少数ながら存在しています。


此れで簡単に携帯電話が透視カメラに変身?
最近の携帯電話ではカメラ機能が付くのは今や当たり前の機能ですが、この携帯電話のカメラ部分に赤外線透過フイルムを張ることに拠り、手持ちの携帯電話を透視カメラに変身させる特殊なフィルム(商品名:スーパーマジックフィルム)成る物が発売されています。日差しの強い日中などで此れを悪用し盗撮された場合、薄着になる夏場などでは簡単にTシャツの中身が透き通った映像が簡単に撮られてしまいます。
特に小さなお子様をお持ちのお母さん方や若い女性の方はくれぐれもご用心して下さい。


中国でブーム?衣服を透視する怪しい透視メガネが登場
最近、中国で販売されている透視メガネの販売が急激に増えており、中国の女性の反感が高まっていることが現地メディアの報道で明らかになった。問題のそのメガネはナイロンなどの素材の透視率は80%以上にのぼるという。価格は1,200 〜 1,600元(約16,740円〜約22,320円)。基本的にはサングラスタイプ、通常のメガネタイプの2種類で透視メガネの販売業者は『私達の透視メガネは効果が非常に良く、外観は一般のメガネとの差がない。このメガネを使って他の人々を見ると、ほとんど裸に見える』と広告している。
此れを受け中国の法律専門家らは今後、このカメラの取り締まりに動くべきとのコメントを発していると言う。


赤外線透撮(透視)の見破り方
一般のデジカメやビデオカメラや携帯に付属のデジカメなどのCCDやCOMSの前面に赤外線カットフィルターが付いた機種の場合でも赤外線領域にある程度の感度を有して居りますのでこれを利用します。
身近に有るデジカメ付き携帯電話等でカメラ機能を起動させます。そしてモニター部分で辺りを見渡して見ると赤外線が出ている部分が白く輝いているのが分かります。その部分を肉眼で見てあまり明るくなく、赤い色が付いていればそれが赤外線の光源です。
おそらく其方の方向からカメラのレンズが向けられていますので次に其れを探します。
最近はピンホールレンズタイプのカメラなども多く出回って居りますので虫眼鏡なども用意すると良いでしょう。そして出来るだけ白色の強い光を出す光源を斜め横から照らします。そうする事で比較的小さなピンホールであっても見つけ出し易くなります。
また近頃ピンホールレンズ専用のカメラレンズ発見器(SpyFinder)なども通販等で販売されておりますので其方の購入も検討してみて下さい。ただしピンホールレンズ径が0.8mmを使用するRF SYSTEMのものは発見が難しい恐れがあります。また一部盗聴発見業者で強い赤外線を放射しピンホールレンズを目視で発見すると言う業者が存在しますが当社で実験した所レンズと赤外線放射の角度が0°でなければ発見できません(ソニー製HVL-IRCで実験済み)ので必ずこの機器で調査する様にして下さい。またCCD探知機(カムシーカー)や無線式盗撮カメラ発見器(WCS-99X2)なども有効でしょう。

        

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